日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その2(全4回)〜

日本政策金融公庫に創業融資を申請する場合の創業融資の書き方について、まとめさせていただきました。

 第1回はこちら→【日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その1(全4回)〜

今回は創業計画書の書き方の第2回目で

「2.経営者の略歴等」

「3.取扱商品・サービス」

「4.取引先・取引関係等」

の3項目についてまとめさせていただきました。

創業計画書の書き方【2.経営者の略歴等】

「経営者の略歴等」の項目は、大きく4つの小項目に分かれています。

・略歴の記入欄

略歴の項目では、いつからいつまでどのような経験を積んできたのか?を書きます。

もし退職の予定が決まっていれば、予定の月日を記入しましょう。

学校、勤め先、など正式名称で記入し、どんなスキルを身につけたのか?を記入しましょう。 

・過去の事業経験

過去に事業経験があるかどうか?を記入する項目です。

該当する項目にチェック(✔︎)マークを入れましょう。

・取得資格

今回の創業に役に立つ「資格」があれば正式名称・番号等を記入しましょう。

・知的財産権等

この項目であてはまるものにチェック(✔︎)マークを入れて、「有」の場合は名称や状況を記入しましょう。

創業計画書の書き方【3.取扱商品・サービス】

ここは大きく分けて4つの項目を記入します。

取扱商品・サービスの内容

事業を通してあなたが提供する商品やサービスについての詳細を書きます。

複数あれば、売上に占める割合の高いと予想される上位3点についてサービス名とその詳細説明、売上の予想シェアを記入します。

もし記入内容がわからないときは、事前に以下の項目を明確にしておきましょう。

①.一番「売りたい(売れる)」商品・サービス

②.販売予定件数・数量・売上高

③.②を基に考えた1ヶ月あたりの売上

④.1ヶ月の総売上高

⑤.商品・サービスで総売上に占める売上の割合が高いもの

セールスポイント

強みや売りのポイントを明確にしましょう。

他社との差別化ポイントや、こだわり、既存の商品・サービスと比べて新しいポイント、他社よりも有利な点についてまとめましょう。

販売ターゲット・販売戦略

ここでは、商品・サービスを販売する対象と、販売戦略を記入しましょう。

競合・市場など 企業を取り巻く状況

競合他社の存在や、マーケットの状況など、項目名の通り企業を取り巻く状況について記入しましょう。

創業計画書の書き方【3.取引先・取引関係等】

この項目では、大きく4つの項目を記入します。

事業を進める際に、重要な項目となりますので、早い段階から詳細を確認して準備しておきましょう。

販売先

創業計画書を作成する時点で販売先があれば、その会社名・住所を記入しましょう。

「シェア」には総売上に占める割合を記入します。

「掛取引の割合」には、取引の中に占める掛け取引の割合を記入しましょう。

「回収・支払いの条件」には締め・支払い日を記入します。

仕入先

事業において、仕入れが発生するようでしたら、この項目に詳細を記入しましょう。

外注先

事業において外注先がいれば、この項目に詳細を記入しましょう。

人件費の支払い

従業員を雇用する場合、給与の支払いサイクルを記入します。

締め・支払いは一般的には、5日、15日、25日、末日のケースが多いようです。

 

・創業計画書の書き方の続きはこちら→【こちら】

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