日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その4(全4回)〜

日本政策金融公庫に創業融資を申請する場合の創業融資の書き方について、まとめさせていただきました。

 第1回はこちら→【日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その1(全4回)〜

 第2回はこちら→【日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その2(全4回)〜

 第3回はこちら→【日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その3(全4回)〜

今回は創業計画書の書き方の第4回目で

「8.事業の見通し」と、公庫の担当さんとの面談に関するポイントについてまとめてみました。

創業計画書の書き方【8.事業の見通し】

「事業の見通し」の項目では、

『創業当初』と『1年後又は軌道に乗った後』の項目にそれぞれ月平均の数字を記入していきます。

借りたお金は、事業を通して得た利益で継続的に返済をするようになりますので、

当然、毎月の返済する金額と、利益を比較した時に、「利益」の方が多くなっていなければ返済することができません。

 

また、創業前は、まだ事業をはじめていないため、実績が無い状態です。

今までに経験した業務が重要な要素になり、公庫が融資を判断するポイントとなります。

創業当初

売上・経費・利益の各項目を、詳細に記入していきます。

最終的な「利益」で、毎月の返済額を払えるのか?をチェックしてみましょう。

軌道に乗ったあと

創業当時の数字を書き終えたら、次は「軌道に乗ったあと」の欄を記入していきます。

特に重要なのが、

「軌道に乗るのがいつなのか?」

「軌道に乗った時に客単価や原価・原価率は変わるのか?」

「人件費は変わるのか?(人を雇ったり、アウトソーシングする場合)」

「売上と連動して増えるものがあるのか?」

これらの事項は、確認しておくようにしましょう。

創業計画書の書き方【9.自由記述欄】

最後に、自由記述欄についてです。

この項目にも書かれていますが、

アピールしたいことや、事業を行う上でのお悩みポイント、欲しいアドバイスなどを記入しておきましょう。

その他、参考になる資料がある場合は、一緒に提出するようにしましょう。

日本政策金融公庫の融資の面談について

創業計画書などの書類を提出して、申し込みが完了しますと、次は面談を行うようになります。

ご自身で面談をセッティングする場合は、お一人で担当者と面談を行うようになります。

 

面談の担当者は、創業計画書をもとに融資を実行するためのポイントをチェックします。

・創業のきっかけ

・事業をする意気込み

・融資が実行された時に、どんな未来になるのか?

あなたの想いを整理しておきましょう。

失敗すると、事業がはじめられないなど、プレッシャーを感じる可能性はありますが、熱意や人柄を伝えましょう。

「計画書の通り、事業が順調にまわる」

「融資したお金がしっかり返せそうだ」

「上司にも説明しやすい」

と判断してもらえるように、作り込みをしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

創業期の融資については、日本政策金融公庫の担当者は「創業計画書」や人柄や熱意などから判断しなければなりません。

融資しても大丈夫だ!と判断して高確率で融資をしてもらえるように、創業にあたっての熱意とビジョンをまとめて、創業計画書を作成しましょう。

 

創業期の融資は、専門家に任せた方が格段に融資の条件が良くなります。

埼玉県内の浦和地区で、日本政策金融公庫の融資をご希望の方は、「埼玉 創業融資サポートセンター」にお気軽にお問い合わせください。

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