日本政策金融公庫の融資|審査が甘いのは本当か

投稿日:2023年2月7日

さいたま市浦和で創業の方を応援しています!埼玉 創業融資サポートセンターです。

創業の方が資金調達を考えている場合、「開業資金は日本政策金融公庫で借りる」「日本政策金融公庫は借りやすい」という情報を目にすることはありませんでしたか?

「借りやすい」という表現が「審査が甘い」となったのか、誰でも借りられるというイメージをお持ちの方もいます。実際の融資審査について解説します。

 

日本政策金融公庫は銀行より借りやすい

創業期の資金調達は実績がないため、融資審査に通る確率は低めです。

ただし、日本政策金融公庫は民間金融機関の補完という役割があるため、民間の金融機関が融資しづらい創業者や中小企業などに融資をおこなっています。

例えば、創業時は以下の順番で借入しやすいと言われています。
① 日本政策金融公庫
② 信用金庫、信用組合
③ 地方銀行
④ 都市銀行

しかしながら、創業の方を応援する日本政策金融公庫でも誰でも借りられるというわけではありません。

 

日本政策金融公庫の融資審査は甘くない

実際のところ、日本政策金融公庫の融資審査は甘くはありません。

・きちんと返済能力があるかどうか
・事業計画は達成の見通しがある計画か
・自己資金の有無
・創業者の信用情報に問題はないか
・開始事業の経験の有無、年数

など審査基準に則って厳しく審査したうえで、融資の可否を判断しています。

ですから、融資の審査が通った方は審査基準をクリアできるように準備を進めた上で、申込をしているから融資審査に通って借入ができているのです。

 

融資審査に落ちる理由

では、審査が甘いと思われている日本政策金融公庫でも審査に落ちてしまった人はなぜ審査落ちしてしまったのか理由を把握していますか?

審査落ちの理由として可能性の高い理由をご案内します。

 ① 自己資金がない
 ② 個人信用情報に問題がある
 ③ 税金の支払、公共料金の支払いが遅れている
 ④ 計画に信憑性がない

その他にも審査落ちとなる理由についてはこちら>>>「日本政策金融公庫で融資の申込:審査に落ちる理由」

① 自己資金がない

日本政策金融公庫のホームページには「創業資金総額の10分の1以上の自己資金」の用意が必要であると案内がある通り、借入をするためにはある程度の自己資金は必要です。

自己資金ゼロでの申し込みはほぼ融資審査には通りません。

自己資金についてはこちらもご参照ください>>>「日本政策金融公庫で創業融資申込:自己資金について」

② 個人信用情報に問題がある

日本政策金融公庫は信用情報機関(株式会社CIC)にて、個人の債務状況を照会して、融資の判断をしています。

信用情報とはクレジットカードやローンの契約情報や返済状況が掲載されており、複数回の滞納やキャッシング残高が残っている場合は、審査通過の見込みは低いでしょう。

CICについてはこちらもご参照ください>>>「日本政策金融公庫の融資審査はCICを利用する」

③ 税金の支払、公共料金の支払が遅れている

支払う必要のあるものを支払っていないということが融資額の返済ができないという判断になります。

日本政策金融公庫は税金の未納は厳しくチェックしますし、公共料金も生活に必要な支払いとなると、遅れている場合は良い印象はありません。

④ 計画に根拠がない

経営計画に根拠がない場合は、信憑性がない場合も融資審査に落ちる可能性があります。

売上や利益、必要経費などすべてに明確な理由が必要です。融資額をどのように使うのかもはっきりさせておきましょう。

 

まとめ

日本政策金融公庫は創業者や中小企業へ積極的に融資をおこなっているとはいえ、審査は基準に則っており、誰でも通過するという甘いものではありません。

確実に融資審査に通過するためには、計画的で丁寧な準備を欠かさないようにしましょう。

ご自身で準備や計画に自信がない方は、埼玉創業融資サポートセンターへご相談ください。

 

 

 

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