個人再生が日本政策金融公庫の融資に与える影響

投稿日:2023年2月21日

さいたま市浦和で創業の方を応援しています!埼玉 創業融資サポートセンターです。

日本政策金融公庫の融資では申込者の信用情報が影響します。過去に個人再生をされた人は信用情報機関にその情報が掲載されます。

では、個人再生をされた人は日本政策金融公庫の融資に申し込むことはできないのでしょうか。審査への影響など解説します。

 

個人再生は起業できないのか

個人再生とは、裁判所から返済が困難であると認められた場合に、借入を減額して分割で支払っていく手続きです。車や住宅などの資産を維持したまま手続きができることも特徴です。

起業することは個人再生をしていても可能です。個人再生が起業の制限となることはありません。

ただし、クレジットカードの利用契約や事務所、店舗の契約など事業をしていく上で影響がある可能性はあります。

そのほかにも銀行や日本政策金融公庫の借入も該当します。

 

個人再生は融資を受けられない可能性がある

日本政策金融公庫の融資は、申込者の信用情報が審査のひとつとなっています。

参考:日本政策金融公庫「プライバシーポリシー」(PDF形式)

そのため、個人再生をした方は日本政策金融公庫の融資審査に通らない可能性があります。

信用情報とはクレッジトカードやローン契約など信用取引がまとめてあり、個人再生の取引事実も登録されます。

個人再生中の人は間違いなく登録されていますので、融資審査に影響がありますが、完済している場合はどうでしょうか。

この場合も必ずしも融資が受けられるとは限りません。

借入金を完済していても、個人再生したという履歴が信用情報に残っている可能性があるからです。

審査次第ですが、完済していても履歴が残っている可能性も含め、融資の申込時には注意が必要です。

 

個人再生しても融資を受けるには

では、個人再生をしている人が融資を受けるために準備できることはあるのでしょうか。

信用情報の履歴を確認する

もし借入金を完済しているならばご自身の信用情報の現状を把握しましょう。

信用情報は一定期間経過すると履歴から削除されます。

個人信用情報機関の株式会社シー・アイ・シーは「契約期間中および契約終了後5年以内」が情報の保有期間としています。

株式会社日本信用情報機関(JICC)は5年、全国銀行個人信用情報センター(全銀協)は7年の保有期間です。

個人再生してからその期間が経過し、履歴から削除されていれば、融資審査が通る可能性があります。

まずは信用情報を確認しましょう。

 

株式会社シー・アイ・シーについてこちらもご参照ください>>>「日本政策金融公庫の融資審査はCICを利用する」

自己資金を貯める

自己資金は融資審査の要件のひとつです。

個人再生された人は通常の場合よりも審査が厳しくなることが予想されますので、事業に充てる自己資金は用意しましょう。多ければ多いほど審査を考慮してもらえる可能性もあります。

また、自己資金を貯めるだけでなく、生活上必要な経費(水道光熱費や家賃)なども滞りなく支払うことで、個人再生時とは違い、融資の返済能力があることを印象付けましょう。

 

まとめ

個人再生している場合の日本政策金融公庫の融資について解説しました。

融資を受けようと検討している場合は、事前の準備が大切になります。まず、信用情報機関で確認をして、ご自身の現状を理解した上でその間に自己資金を貯める努力をしましょう。

 

 

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