消費者金融で借金があるけど日本政策金融公庫の融資審査は通る?

更新日:2023年11月10日

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多くの創業者の融資について相談やサポートしてきていますが「消費者金融から借入があるのですが融資は受けられますか?」と質問をされることが多々あります。

日本政策金融公庫には融資の要件がありますので、それに沿って審査をします。「消費者金融からの借金」が融資審査にどう影響するのか説明します。

 

消費者金融からの借入が審査に影響するのか

結論から言うと、消費者金融からの借入は日本政策金融公庫の融資審査に影響があります。

どのような影響かというと、かなり高い確率で審査を通過することはありません。

 

なぜでしょうか。

他で借金をしている人にお金を貸してほしいと頼まれた場合、あなたはどう思いますか?

返してくれるのだろうか?と不安になりますし、借金してるのにまた他からお金借りるの!?とびっくりしませんか。

 

日本政策金融公庫も同じです。

事業のために融資をしたのに、もしかしたら別の返済に充てられるかもしれないと想像します。ですから、残念ながら消費者金融で借入がある状態で、日本政策金融公庫から融資を受けられる可能性は限りなく0に近いでしょう。

 

ただ、日本政策金融公庫としては申し込みは可能と言いますし、融資の可否についても「返済能力があるかないか」という点で審査をしているとも言います。

例えば、すでにある借入の返済が滞っているような場合は返済能力があると言えません。

いずれにせよ、借入があった状態で日本政策金融公庫の融資に申込をするのはおすすめはしていません。

 

消費者金融がダメなら黙っていようか

では、消費者金融から借入があることを伝えなければ分からないだろう、と思った方がいるかもしれません。

残念ながら、日本政策金融公庫はきちんと情報を取得できる機関で照会しています。

個人の信用情報機関「株式会社シーアイシー」で、クレジットカードの使用状況やローンの返済状況、もちろん消費者金融からの借入もこちらに記載があります。こちらの情報機関を利用して、お調べしますよ、と借入申込書の裏面にも記載があります。

参考:日本政策金融公庫「借入申込書」

ですから、隠すという手段はあまり意味がありません。

隠したことによりあとからバレた場合には、さらに審査は厳しくなり、融資審査の通過はなくなるでしょう。

一方、住宅ローンや車のローンも株式会社シーアイシーにも記載が残りますが、融資審査に影響はありません。

こういったローンは信用や収入額で組むことのできるローンだからです。

 

株式会社シーアイシーの個人信用情報は一般の方でも取得が可能ですので、気になる点がある方は取得してみてはいかがでしょうか。

 

それでも公庫の融資審査にチャレンジしますか?

もし、消費者金融から借入がある状態で融資を申し込もうと思っていた方がいるならば、一度ストップして、まずはその借入の返済をすることをおすすめします。

借入がある状態で融資を申し込み、審査に落ちます。その後、約半年間は再申込ができないと言われています。

半年後に再申込をしたとしても、前回審査に落ちた理由が解消されているか=借入がきちんと返済されているかが審査の項目の一つになります。

ただし、完済をしていたとしても「過去に消費者金融から借りていたことがある」という事実を日本政策金融公庫は認識していますので、通常よりもとても厳しい審査になります。

 

まとめ

日本政策金融公庫は創業者の方を応援したいと思っています。

しかし、きちんと返済してくれるかどうか、とても厳しい目で審査をしています。

どのような理由で消費者金融からお金を借りたかはそれぞれあるでしょうが、どんな理由であっても、日本政策金融公庫で融資を申し込む際に借入は大きなマイナスポイントになります。

きちんと返済してから、融資を申し込む段取りを立てましょう。

 

 

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