創業融資を申し込むタイミングはあるのか

さいたま市浦和の埼玉 創業融資サポートセンターです。

「創業前の方が融資は借りやすい」と聞いたことはありますか？

ふと思うと逆のことを言っているような気もします。

創業融資のタイミングを考えている方は、きっと日本政策金融公庫の「新創業融資」という制度を確認している方が多いと思います。創業の方へお金を貸してくれる融資制度です。

では、創業前が借りやすい言われる理由を解説します。

創業前に融資を申し込むためには

確かに創業前に融資を申し込むのは良い判断でしょう。

しかしながら、無条件で全ての人が審査に通るわけではありません。日本政策金融公庫では融資審査ポイントがあり、そのポイントをおさえているかが大切です。

まずそのポイントから説明します。大きく３つです。
・事業経験（キャリア）
・創業計画書
・自己資金

まず、事業経験（キャリア）は創業しようと思っている事業の経験です。

経験が豊富なほど、売上計画やマーケットの状況把握、営業力、必要資金の説明力など経験に基づいている印象を与え、説得力が増します。

そして、その計画力を示すものが創業計画書です。

創業計画書は創業動機から始まり、販売商品、市場開拓、顧客リスト、資金使途など創業のために考えたことをすべて記入します。

創業計画書に自己資金を記入する欄もありますが、自己資金は創業者自身が貯蓄してきたお金のことを言います。

金額が多ければ、創業に向けて努力してきたと判断してもらえるでしょう。

創業融資は書類審査だけでなく面談があります。

この3つのポイントをおさえ、面接でどれだけの説明ができるか、真摯な対応ができるかも大切です。

こちらの記事も参考に▶▶▶【日本政策金融公庫の創業融資申込のポイント】

創業融資のタイミング

実は創業直後は売上の目標を達成するため時間がかかることが多く、赤字になる創業者も少なくありません。

いろいろな理由があるかもしれませんが、赤字になってこれは大変だ！と思ったときに融資を申し込んでも、すでに事業を始めていることから売上の数値や、財務状況を確認されます。

融資審査の上で赤字はあまり良い印象ではありません。「資金が足りなくなったから借りたい」では審査通過は難しいという事です。

ですから、タイミングは創業前に融資を申し込んだ方が良いという話が言われているのです。

もちろん、3つのポイントをおさえたからと言って必ずしも融資審査に通過できるとは限りません。希望額を減額される可能性もあります。

そして、コロナ禍の現在は創業するためにより多くの対策が必要になります。

もし不安なことがあればまずは資金調達の専門家へ相談して、対策を練ることもおすすめです。

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