日本政策金融公庫の据置期間について

投稿日:2023年3月2日

さいたま市浦和で創業の方を応援しています!埼玉 創業融資サポートセンターです。

金融機関から借入をすると月々返済をしていくことになりますが、返済開始前の据置期間を設けることもできます。

日本政策金融公庫の創業融資も同様に借入申込書に希望の据置期間を記入する欄があります。

では、据置期間について意味や設定理由を解説します。

 

据置期間は利息のみ払う期間

据置期間(すえおききかん)とは、借入をした時に「元金の返済はなく、利息のみを支払う期間」のことを指します。

据置間の申込は借入申込書で記入する欄があり、申込者が選択する任意のため、記入が漏れると据置が適用されないこともあります。

担当者から確認もありますが、据置を希望するのであればご自身も申込書記入時は気を付けましょう。

 

据置期間が設けられている理由は、事業が軌道に乗り、収益を確保できるまで時間を考慮しているからです。

据置期間を設けることで、その間は利息のみの支払となるので資金繰りの負担が軽減されます。

特に創業時は軌道に乗るまでより時間を要することも予想して、融資の借入の際は積極的に利用を検討しても良いかもしれません。

ただし、据置期間が適用できる融資制度であるかは担当者に確認して進めましょう。

 

据置期間を設けた場合の注意事項

据置期間を設定した場合の注意点をご案内します。

① 据置期間経過後の月々支払う金額が多くなる

据置期間も返済期間に含まれる点に注意が必要です。

つまり、据置期間が終わった後に元金を残りの返済期間で支払っていく為、月々支払う額が多くなります。

② 利息総額が高くなる

据置期間中も元金に利息がかかりますので、利息のみ支払う据置期間にも、据え置いている元金に利息が発生します。

すぐに元金の返済を開始する場合より、トータルの支払利息総額は多くなります。

 

日本政策金融公庫のサイトでシミュレーションができる

日本政策金融公庫の公式サイトでは、事業資金用の返済シミュレーションができます。

サイトはこちら>>>https://www.jfc.go.jp/n/finance/simulation.html

借入希望額や返済期間と据置期間などを入力すると1年ごとの返済シミュレーションが確認できます。

あくまで目安となりますので、返済計画に参考に借入額の検討をしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

返済期間や据置期間の長さによっては毎月の返済額に差が出てきます。

適切な返済期間は、事業がどれくらいで軌道に乗るか予想することが大切です。

また、安易に据置期間を長く設けるとその後の元金の支払額が増えたり、利息の総支払額も増加するなど注意が必要です。

事前に事業計画を立て、日本政策金融公庫の担当者と話し合いながら決めていきましょう。

また、埼玉創業融資サポートセンターでも返済計画も含め創業融資について相談を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

 

 

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