すべての税理士が資金調達に詳しいわけではない!

自分の技術や知識、経験を活かして、新しいビジネスを世の中に生み出したい!

そんな不退転の決意で起業に踏み出したものの、資金が足りず、金融機関に融資の相談に行ったけれど断られた。
専門家の力を借りなければいけないと思い、報酬が安い税理士をネットで探して書類作成を依頼したけれど、結果的に融資が出なかった。

このような辛い経験をした起業家は、少なくないでしょう。

 

税理士は「税金のプロ」

起業家を目指す人は、新しいビジネスのアイデアや、専門性の高い知識と技術、ものづくりへの強い欲求、優れたリーダーシップやコミュニケーション能力、マーケィング能力など、多彩な力を持っています。

会計を得意としている起業家はほとんど見かけません。

「専門家に頼むとお金がかかる」

という理由で、会計に関する本を山ほど読み、猛勉強して、自力で融資を通そうとする人もいますが、たいてい失敗します。
付け焼き刃の会計知識では、銀行に信頼される書類を作る事はできません。

 

税理士は「資金調達のエキスパート」ではない

資金調達を専門家にしてみたものの、やはり審査に通らない。

専門家のはずなのになぜなのでしょうか?不思議に思うかもしれませんが、実はそれほど珍しいことではないのです。

まず、大きな誤解があります。

税理士は「税金・会計のプロ」ですが、「資金調達のプロ」ではありません。

 

優秀な税理士は正しい節税対策について教えてくれたり、資金繰りについてアドバイスをくれたりして、会社の成長を助けてくれます。

税理士は税金分野のプロなので、納める税金が最小になるノウハウをたくさん持っています。
会計分野のプロなので、素人ではわからない会計処理を簡単にこなし、質問をすれば分かりやすく説明をしてくれます。

しかし、大きな節税の実現や、正確な会計処理ができたとしても、銀行が喜ぶ決算書を作成できる能力とは別なのです。 

 

銀行が融資の可否を判断するのは黒字だけではありません

銀行が融資の可否を判断するのは、「黒字」だけではありません。
もちろん、赤字を出していないことは最低条件ではありますが、最も重視するのは「貸したお金が返ってくるか」です。

きちんと返済できるだけの「十分な利益を出しているか」が重要です。

全体の収支が黒字になったとしても、「営業利益」や「経常利益」を見れば事業が順調か、低迷しているかは一目瞭然です。
利益を出していて、その後も安定して利益を出し続けて滞りなく返済できるという確信がなければ融資は実行されません。

 

税理士の専門分野とは?

税理士の専門分野は税務と会計で、銀行対策ではありません。

例えば、会計事務所の主な業務は、

・記帳代行/給与計算代行

・決算処理

・財務諸表作成

・税務相談/各種税務申告書作成

・税務調査の立ち会い

・外部監査対応

などです。これらの業務をしっかりこなすことができる税理士は優秀です。

ただ、得意分野が違っただけなので、「専門家だから安心」と安易に判断せず、資金調達が得意な税理士であるかどうか?を見極めましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか? 

「埼玉創業融資サポートセンター」は融資調達率が90%以上で、

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