無担保・無保証!日本政策金融公庫を活用しよう!
1.日本政策金融公庫の融資制度とは?
日本政策金融公庫とは、株式の100%を国が保有することが法律で義務づけられている特別な会社で、中小企業向けのさまざまなサービスを行っている金融機関です。
預金業務はなく貸出中心の業務であるため一般の方にはあまり馴染みがないですが、社歴が浅いとか、実績がないなどの理由で、民間の銀行では融資を渋られるような中小企業でも比較的借りやすく、また金利も安いため起業時の資金調達や事業の拡大などには積極的に利用したいところです。
どのような種類の制度があるかというと、例えば「新規開業資金」や「新規事業活動促進基金」などがあります。
「新規開業資金」は今後事業の拡大が見込まれる開業後5年以内の会社が対象で、「新規事業活動促進資金」では経営不振などによる事業転換や経営の多角化などの理由により第二創業を目指す会社が対象です。
また、ほとんどの業種が利用することのできる「普通貸付」もあります。
その他にも、無担保・無保証の「新創業融資制度」は不動産などの担保が不要ですし、代表者個人の保証も不要ですので、事業を開始したばかりの会社やこれから事業を始める会社などにとっては、とても借りやすい制度です。
ただし、この制度にも一定の条件が必要で、退職する前の会社と同じ業種で企業し、かつその会社で6年以上の経験が必要です。
他にも創業資金の3分の1以上は自己資金で用意しなければならないなどの条件もあり、融資限度額は1,500万円ですので、満額を借りようと思ったら、自己資金で750万円以上が必要となります。
また、他の制度と比べると、無担保・無保証であるため金利は若干高めですが、会社の代表者が連帯保証人になれば、利率を少し抑えることもできますので、担当者に相談してみてください。
2.日本政策金融公庫の融資を受けるには?
制度を利用するためには、公庫所定の申込書、創業計画書、会社の登記簿謄本、企業概要書が必要です。
他にも、担保を入れる場合はその担保の登記簿謄本が必要で、設備資金を利用する場合はその設備の見積もり書が必要となります。
これらの書類の内、見積書や登記簿謄本以外の書類は公庫のホームページでもダウンロードできます。
書類を提出した後には面接があり、書類についての質問やその質問について返答するための資料について提示を求められる場合もあります。
また、実態を調査するために事務所などの現場に公庫の担当者が訪れて視察をする場合もあります。
それらの調査が終わるまでの期間は、書類の提出から大体1か月程度かかります。
調査が終了し、決定された場合は契約書が事業所に届きますので、必要事項を記入して返送すれば手続きは完了となり、口座に振り込まれます。
日本政策金融公庫の融資の申請の仕方などぜひご相談ください!
創業融資専門家コラムの最新記事
- 「新創業融資制度は」は廃止!そのかわり「新規開業資金」の活用を!
- 日本政策金融公庫の創業融資はいくらまで受けられますか?
- 日本政策金融公庫は借換に対応しているのか解説します
- 「固定金利」とは|日本政策金融公庫の金利は固定金利
- 日本政策金融公庫の創業融資申込のポイント・気をつけること
- 日本公庫オンラインのサービスはご存じですか?【日本公庫ダイレクト】
- 日本政策金融公庫の融資面談時の服装はどのような恰好が良い?
- 日本政策金融公庫の創業融資申込で必要書類は?◆さいたまの税理士がサポート
- 日本政策金融公庫の融資審査を通す!創業計画書の書き方のコツ
- 日本政策金融公庫の融資審査はCICを利用するのは何故
- 日本政策金融公庫の融資審査の期間はどれくらいかかるの?
- 創業融資は日本政策金融公庫に申込む。そこにメリットはあるのか?
- 創業融資の申込でしてはいけない・注意点・NGポイント
- 日本政策金融公庫で融資を申し込みたい!相談どこにする?
- 日本政策金融公庫で融資の申込:審査に落ちる理由を知ろう
- 日本政策金融公庫で借りたら団体信用生命保険を案内された
- 日本政策金融公庫の面談はどんな質問をされるのか
- 消費者金融で借金があるけど日本政策金融公庫の融資審査は通る?
- 金利が知りたい|日本政策金融公庫の創業融資
- 日本政策金融公庫の創業融資は何回申請ができる?追加融資についても解説
- 経験なしで<日本政策金融公庫>創業融資を受けたい方へ
- 創業計画書の売上予測の方法について
- 創業融資で1,000万の借入は可能なのか!?
- 創業融資が返済できない。どうしよう・・・
- 創業融資は返済不要という噂は真実か
- 創業計画書の運転資金|いくら?どうやって書く?
- 日本政策金融公庫のインターネット申し込み~準備と注意点
- 創業計画書の設備資金は何を書くのか
- 【起業するなら】創業融資を受けた方が良い4つの理由
- 創業融資の難易度が知りたい|日本政策金融公庫の場合
- 創業融資における創業計画書の重要性
- 創業してすぐ融資を受けたい!どこが良い?
- 気をつけるべき創業融資の失敗例
- 日本政策金融公庫の創業融資を税理士に依頼すべきか
- 預金通帳を日本政策金融公庫の創業融資面談で確認されるのは何故
- 日本政策金融公庫「新規開業資金」の拡充について
- 法人と個人事業主~融資審査に有利不利はあるのか
- 自己資金はタンス預金!創業融資では認められるのか
- 創業融資、まず何を準備すべきかポイントを教えます
- 創業融資制度は何年目までに申し込みが必要ですか?
- 日本政策金融公庫に融資の相談をしたいなら
- 【日本政策金融公庫】融資の入金先はどこが良いか?
- 専門家に頼むメリット~会社設立編~
- 青色申告承認申請書を提出するタイミング=開業届と一緒でOK
- 創業融資を申込むとき、商圏調査は必要か?
- 自己資金の定義とは。家族から借りたお金は?もらったお金は?
- 日本政策金融公庫の据置期間について
- 日本政策金融公庫「創業融資」の手続きの流れ
- 個人再生が日本政策金融公庫の融資に与える影響
- 起業時の注目資金調達「新創業融資制度」|日本政策金融公庫の融資
- プロパー融資を受けるのは難しいのはなぜか
- 創業融資での自己資金の重要性
- 日本政策金融公庫の融資|審査が甘いのは本当か
- CIC信用情報の見方|報告書はここをチェック!
- 【事例/物販】日本政策金融公庫に創業融資を申し込む
- 日本政策金融公庫は土曜日も電話相談ができる
- 日本政策金融公庫の生活衛生貸付とは
- 創業融資を申し込むタイミングはあるのか
- コロナ禍での創業融資~日本政策金融公庫の現状
- 日本政策金融公庫、浦和支店とさいたま支店
- フランチャイズ加盟で日本政策金融公庫の融資に申し込む場合
- 創業融資を日本政策金融公庫で受けた方がいい理由◆さいたまの税理士がサポート
- 日本政策金融公庫で融資の申込:審査にかかる期間◆さいたまの税理士がサポート
- 日本政策金融公庫の創業融資:申込前のチェック◆さいたまの税理士がサポート
- 日本政策金融公庫で創業融資申込:自己資金について◆さいたまの税理士がサポート
- 【埼玉】日本政策金融公庫の再挑戦支援資金融資ご存知ですか?
- 公庫【女性・若者/シニア起業家支援資金】の融資申請なら埼玉創業融資サポートセンターへご相談ください
- 日本政策金融公庫の「新創業融資制度」のメリットとは?
- 日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その4(全4回)〜
- 日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その3(全4回)〜
- 日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その2(全4回)〜
- 日本政策金融公庫の創業計画書の書き方 〜その1(全4回)〜
- 日本政策金融公庫で融資を受けるための流れについて!
- 埼玉県の創業融資の専門家がサポート【埼玉創業融資サポートセンターなら初回面談無料】
- 起業時に利用できる、日本政策金融公庫の融資制度について
- 税理士・社労士は得意分野が人それぞれ異なります
- すべての税理士が資金調達に詳しいわけではない!
- 融資申請で銀行が嫌う勘定項目について
- 銀行からの評価を下げる決算書とは?
- 銀行からの融資は格付けだけで決まるのか?
- 金融機関(銀行)の種類と役割について知ろう!
- 創業融資には欠かせない!事業計画書(創業計画書)の作成のポイント!
- 日本政策金融公庫の融資を受ける基礎知識【事業計画書は減点方式】
- 創業融資に詳しい税理士に相談して「創業融資制度」を賢く使う!
- 創業融資は日本政策金融公庫を活用しよう!起業時にオススメ!
- 日本政策金融公庫で審査を通す確率をアップするコツ
- さいたま市で起業する方の創業融資相談なら【埼玉創業融資サポートセンター】
- 「創業融資専門家コラム」始めました!