気をつけるべき創業融資の失敗例

投稿日:2023年5月23日

さいたま市浦和で創業の方を応援しています!埼玉 創業融資サポートセンターです。

 

創業融資の方から毎日数多くのお問合せをいただき、ご相談に乗ってきました。

相談者の方は皆さん、熱意をもって創業を志し、創業への思いをお話してくださいますが、融資となるとさまざまな要件クリアや準備が必要になるためなかなかうまくいかない方もいます。

今回は創業融資のお申込で失敗した方、お申込自体を勧めなかった方の例をご紹介します。

 

創業融資失敗①~信用情報

日本政策金融公庫では申込者の信用情報を必ずチェックします。

株式会社シーアイシーという信用情報機関で照会をかけます。

シーアイシー(CIC)についてはこちらの記事もご参照ください>>>「日本政策金融公庫の融資審査はCICを利用する」

信用情報が傷ついていると融資審査の通過率が格段に下がるのでお申込はおすすめしません。

事故の内容や期間などにもよりますので、不安のある方はシーアイシーの取得をお願しています。

 

以前、この信用情報に記録が残っていたことを確認できないまま、お申込に進まれた方がいました。

シーアイシーを取得せず、ご自身でも心当たりがないということでしたが、結果的にはもちろん審査は通りませんでした。

 

創業融資失敗②~準備不足

準備不足と言われるひとつに自己資金がない方がいます。

「起業したいけどお金がないから借りたい」と相談に来る方もいますが、起業の資金を借りたお金だけで賄うことはリスクが多大です。

金融機関側も返済能力を確認しますので、自己資金を今まで貯めてこなかったことで、計画力や努力が感じられず、準備不足と判断されることがあります。

参照記事>>>「創業融資での自己資金の重要性」

 

創業融資失敗例③~書類不備

日本政策金融公庫の創業融資では、公庫所定書式の「創業計画書」を提出します。

それ以外にも借入申込書や、一般貸付の場合は「企業概要書」の提出が求めれます。

この書類の記入を怠ることはマイナスポイントです。

せっかく起業の思いや計画、セールスポイントを伝えられる資料なのに、適当に枠を埋めるだけで印象が悪くなるのはもったいないです。

もし、当サポートセンターへ依頼があった場合は、計画やアピールポイントなどヒアリングをしながら計画書を作成します。

なお現在、日本政策金融公庫のお申込はwebからの申込が主体となっていますので、web上にアップロードできるよう書類のデータ化は気をつけましょう。

 

創業融資失敗例④~以前申込んでいる

明確な決まりではありませんが、一般的には審査に一度落ちると約半年間は再度の申込ができないと言われています。

そのとき、半年間が経過するのを待つのではなくなぜ審査に落ちたのか、落ちた理由を解消しないことには半年後に申込んでも結果は変わりませんので注意しましょう。

 

また、日本政策金融公庫は支店があり、それぞれ管轄地域が決まっています。

事業をおこなう予定の地域を管轄している支店へ申込をして、見送りになったあとに違う支店、例えば自宅がある地域の支店へ申込んでも結果が変わることはありません。

 

まとめ

日本政策金融公庫の融資担当者は創業の方を応援したい、お金を借りてほしいと思っています。

ただ、借りたお金は返済するものですから、申込者に返済能力、起業努力、事業計画、熱意などがあるか厳しくチェックします。

計画書作成を怠ったり、信用情報を偽ったりせず、起業成功のために準備を進めながら、創業融資で資金調達を成功させ、資金の心配なく事業をスタートさせましょう。

 

 

 

さいたま市浦和の埼玉創業融資サポートセンターでは日本政策金融公庫での創業融資のご相談を受け付けています。

詳しくはこちら>>>「日本政策金融公庫融資サポート」

 

 

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