経験なしで<日本政策金融公庫>創業融資を受けたい方へ

投稿日:2023年9月22日

さいたま市浦和で創業の方を応援しています!埼玉 創業融資サポートセンターです。

 

日本政策金融公庫の創業融資の審査ではその業界の経験を問われます。

今までご相談にいらした方でも未経験で事業を開始したいので創業融資を受けたいという相談はたくさんありました。

では、業界経験のないと創業融資は難しいのか、経験不足の場合どう対処したら良いのかご案内します。

 

融資を受けた人のうち経験ありの割合は?

日本政策金融公庫のホームページにおける新創業融資制度の要件に「事業経験」はありません。

しかし、創業したい方向けに用意されている「創業の手引き」には「創業する事業について経験や知識はありますか?」という問いがあります。

「創業の手引き」はこちらからダウンロードできます。

 

こういった質問から事業経験が創業融資審査における重要ポイントのひとつだと考えられます。

実は、日本政策金融公庫が調査した結果にも表れていて、創業者の実際の勤務キャリアを調べたところ80%以上の人が業界経験があって起業したと回答しています。


日本政策金融公庫総合研究所「2022年度新規開業実態調査」より

こういったデータからも事業が成功するための要因の一つは事業経験と判断されることから創業融資審査では経験が問われることになります。

※「斯業経験」は現在の事業に関連する仕事をした経験、「経営経験」は現在の事業を始める前に事業を経営した経験を言います。

 

創業融資を受けたいから経験なしを補うには

では、経験がない創業者はまったく融資が受けられないのでしょうか。

絶対に受けられないというわけではありませんが、ある程度経験不足をカバーする対策を立てる必要があります。

自己資金を潤沢に用意する

もし事業が不測の事態になったとしても、自己資金が潤沢であれば対処できると想定します。

また、融資審査に通っても経験不足から減額されることもあるため、その分賄えるだけの自己資金があるといいでしょう。

確実に確保できる売上や受注資料を用意する

業界経験があると今までの人脈や経験、受注ルートなどから売上に直結するような体制を整えることができると想像します。

経験がない場合はそういったものがないので、受注が確実に獲得できると判断できる書類を用意しましょう。

経営者の能力をアピールする

業界の経験はなくても、今まで携わった事業において自身がどんな立ち位置でどのような指導をしてきたかのアピールをしましょう。

例えば、部署を立ち上げて何十人もの部下をまとめた、プロジェクトを成功に導いた、などの経験値から融資審査を検討してくれるかもしれません。

綿密な事業計画を作る

やはり事業計画が一番大切になります。

経験がないなら徹底的に業界を調べ、顧客層の把握や立地条件、ターゲットの明確化、セールスポイント、他社との差別化などから事業計画を作成しましょう。

ただし、壮大な計画ではなく、客観的に達成できる事業計画にしましょう。

 

まとめ

業界経験がないことで創業融資審査のハードルは上がります。

全く受けられないことはありませんが、その状態で申込に行かれることはおすすめしません。

それでも融資を受けて起業を考えているのであれば、それをカバーするだけの準備や対策はしっかりおこないましょう。

 

 

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